見付ポスト



鷲津郵便局


浜松連尺通りとポスト


丸型ポストなんていうと懐かしいなんて思うかも知れないが、わが静岡県下ではまだまだ現役である。あの愛嬌の有る佇まいで道路わきにチョコナンと立っているのである。私はあの四角い金属製のポストは苦手だ。なぜなら手紙を入れる度に静電気でビリッとくるのだ。しかもどうもそっけない。本当にちゃんと手紙を届けてくれるか心配になる。その点例の丸型はどうだ。いかにも誠実そうだ。一度に沢山の量はこさせそうもないが、体全体で大事そうに手紙を飲み込んでくれる。実際、明治初期の郵政事業といったら国家挙げてのものだし、手紙も相当大事だった。その気合いの現れがあのデザインである。話は変わるが、建物だってそうだ。明治の学校や役場などやっぱり相当気合いが入っている。力が有るのだ。するとなぜ現代では力がないのか?というより力などいらないのだ。個々の役目を合理的に間違いなくこなすことさえ出来ればあまり形は重要ではないのだろう。ところでなぜ、わが県下には丸型ポストが多いかといえばただ、新しくする程の需要もないということみたいだ。各市町村によってはこのポストを残してほしいとの陳情があったみたいだ。現代は手紙を書く機会があまりない。ポストを利用するとしたら、請求書か年賀状を出す時ぐらいだ。そうそう、税金の督促状ならよく来るなあ。